植物と化学
2020.09.13
私たちは化粧品開発に植物を多く使用しています。
化粧品製造をするにあたり、もちろん植物由来のケミカルも使用します。
そして、私たちは常に正直でありたいと考えます。
お客様にお伝えしているのは、「植物だから安全という考え方ではない」という事。
確かに植物は人体にとって、有効な成分をとても多く持ち合わせています。
私たちが毎日の食生活で野菜を摂るのと同じ考え方です。
その有効性を長く見てきたからこそ、植物をできるだけ多く配合していきたいという強い思いがあります。
その反面、これらの植物の有効性と、本来自然体であった肌や頭皮への化学の影響によって、植物成分の効果を全く感じなかったり、逆に反応を起こしてしまう事例が増えてきました。
野菜を食べても特に問題がないのは、消化され、解毒されてから身体に吸収されるからですが、肌の場合は直接ヒフに吸収されることになるため、いろいろな問題が起こる可能性を秘めています。
ヒフに刺激を起こさないために、皮膚に吸収しにくいものを組み合わせると敏感肌でも使用できる化粧品になります。
ハーブは肌なじみが非常に良いため、人によって状態によって、ものすごく吸収する場合、しない場合。すぐに肌が明るくなったり、引き締まったり、逆に全くわからない場合など、同じアイテムでも配合されるハーブの働きは人それぞれに必要な答えを出します。
使い始めはわからなくて、ハーブはヒフに対して何らかの働きかけを必ずするので、ある日突然パッと変わる時がやってきます。
また、メイク商品やクレンジング、ファンデーション、シャンプー、ヘアカラー剤などには多くの界面活性剤が使われます。
最近では化粧水や美容液にも使われるようになっています。
肌や頭皮はヒフを生まれ変わらせる事に疲れ切ってしまい、本来の健康なヒフを作り出せず、いつの間にか敏感肌になっているのが、最近の肌事情なのではないかと考えます。
THE HERBSのスキンケアには、植物成分だけで作ったブランド(デラプロンテ)と化学を少し使うことで肌あたりを優しくしたブランド(クレビオール)があります。
敏感肌になった肌にはクレビオールから始めて頂き、デラプロンテに移行していける肌を育てることから始めます。
敏感肌だからといって、植物に安全を求めるのではなく、植物成分でも粘液質の多いハーブやヒアルロン酸、植物オイルなどをうまく利用して、まずはマイナス肌からゼロの状態まで時間をかけて整えてあげる必要があります。
スタート地点に戻った肌は、必要なハーブ成分を自ら吸収し、本来の水分量油分量を調整し始めます。
肌のハリやツヤを保つには、肌が弱酸性で常在菌が肌を常に守ることが最も理想的な状態です。
化粧品で肌を整えるのではなく、自らの力を取り戻してあげるお手伝いをするのがTHE HERBSのスキンケアです。
スキンケアの基本はクレンジングから。
まもなく公式オンラインショップにて、ミニサンプルサイズお試しセットの販売を開始しますので、お楽しみに♪