敏感肌
2018.06.05
皮膚化学から見たスキンケアや化粧品。
なんだか良さげな感じですね。
以前、エステティックに携わっていた頃、皮膚化学を学びました。
マッサージでは体の構造を学び、植物療法や東洋医学も学びました。
そして、実践としての日々のサロンワーク。
そして美容室で頭皮や髪の現場での学び。
毎日毎日が本当に勉強でした。
お客様には申し訳ないですが、毎日の新たな発見を次の方、
そしてその発見をまた次の方へと学びと修得を繰り返していきました。
ある日、突然に「これだ!」という答えに行き着きました。
それまで、たくさんの「点」だった知識が「線」になって繋がったのを肌で感じました。
「人間の身体」、基本的な構造は同じでも反応の仕方は人それぞれ。
誰かが良かったからといっても自分が使うとその良さがあまりわからなかったり、
同じことをやっていても、同じ結果が出なかったり・・・。
それは100人いれば100人とも「何か」が違うからです。
解剖生理というのは単に基本的な物質の構造です。
何事も基本は大事ですが、基本だけでは答えが見つからないのが
人間や植物、生きとし生けるものの難しさです。
すなわち「変化する宿命」を負っているもの。
それを後から追いかけているのが「化学」です。
こうなったからこうしよう、
次はこうなったから更にこうしよう、
ああなったから、ああしよう、です。
化学は何でもできる不思議な力を持っています。
反対に、人間の体は外から入ってくる様々な異物に
常に反応し続けています。
それでもだんだん抵抗することも無駄だと身体が判断すると、
単なる受け身になってしまい、「自然治癒力」という
細胞の若さを保つ力もだんだん衰えていきます。
実は、これが敏感肌の始まりです。
そこにたどり着くまで、実は長い道のりなのですが、
「最近肌が急に敏感になって・・・」
「最近急にカラー剤がしみるようになって・・・」
「最近突然髪が細くなって・・・」
と、突然始まったかのように思われる方も多いです。
ここに到るまで、毎日何を付け、何を使い、何を食べているか、
その結果として、今の状態があります。
有難いことに、人の身体の再生力は思っている以上にスゴいので、
気づいた時が新たな自分の始まり。
何が体の健康を取り戻すか、何が肌のハリを取り戻すか、
何が髪の生命力を取り戻すか、、、
それはその人本来の細胞の力でしかありません。
決して化学が自然の美しさを取り戻すことはありません。
植物という生きた力は、人が弱った時には必要なものなんだと
知りました。
また、その人本来の体質を知ることで対処法も全く変わると
いうことも・・・。
ただ、これを化粧品にするのは、なかなか至難の技です。
苦しみになりそうな時、不思議と良いご報告が舞い込んできます。
肌とは、本来なら乾燥や敏感を感じないもの。
紫外線にも強く、菌やウイルスにも強い。
そんな肌も本来は当たり前。
決して遠くはないのです。。。
THE HERBS
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