環境問題を見直す機会へ
2020.04.08
コロナウイルスが広がりを見せ始めたある日、世界の感染者数が「23万人」になったとテレビでアナウンスされた。
その数字から真っ先に浮かんだのは、日本の美容室の数。
今は24万件とも言われている美容室、その時にものすごい数であることを改めて認識しました。
THE HERBSの取り組みは、美容室と大きく関わりが有るため、その関連事にはとても敏感…。
コンビニで6万件に満たず、信号機で20万本、それより多いの美容室。人々の美への意識が高まる事は大変良い事です。
が、美容には化学物質を大変多く消費する傾向があるのです。
私が美容室に関わる以前はエステティック(以下、エステと言う)をしていたので、基本の考え方がエステなのです。同じように感じますが、実は全く違うと言っても良いかも知れません。
エステもずいぶん変化してしまい、メイクや脱毛、痩身などが一般的となってしまいましたが、私が言うエステとは、肌を健康にする事を指します。
だから美容室の当たり前が、自分にとっては当たり前ではなかったのです。
エステは肌を大切にして、綺麗を取り戻す。それに対して、美容室は皮膚を荒らして綺麗を作る。
美容師さんの手荒れの酷さを見て驚いたのが事の発端でした。これは何とかしなければと、たった1人で考え始めた頭皮ケア。
肌を健康にする事が本業だったので、頭の皮膚は得意分野。でも面倒な事にそこには髪がくっついている・・・。これが大きな壁でした。
頭皮の汚れを適度に落とし、水分を与える。すると、皆さん髪を相当傷めていらっしゃるので、髪はカシカシのギシギシに。
頭皮さえ良くなれば全てが良くなるのに…。髪を一旦取り外して、頭皮ケアをしてからまた髪を取り付けられたらと何度思った事か…。
そう思ったお客様もきっとたくさんいたはずですね。髪と頭皮は基本的にケアの方法が違うから、どうしてもどちらかに寄ってしまう。
これを伝えるだけでもそれはそれは大変なことでした。
そんなこんなで始まった頭皮のハーブケアは、開始から早くも7年が経ちました。
ある時事情があって私は急遽製造会社をする側になり、現場から5年ほど離れていました。
今回のコロナウイルスの一件で、やはり美容業界の環境問題に取り組みたいと切に思いました。
しばらく眠っていた頭皮ケアへの想いが湧き上がり、知る限りの情報提供をしていくべしと強く感じています。
この度のコロナが二酸化炭素排出問題を一気に解決に向けました。そこに重要な意味があると思います。
これを環境を見直す新たな機会として、持続可能な社会への取り組みが世界中で進んでくれればと思います。
THE HERBS 宮川由美子