コロナ、そこから学ぶこと
2020.03.30
コロナウイルスの一件から、毎日沈む話が多くなりました。
志村けんさんが亡くなられた事は、昭和世代の私にとっては大変ショックな出来事でした。
人の命とは、なんてあっけないものなのかと悔しさでいっぱいでした。
今世界中が悲しみに包まれています。
ウイルスとの戦いは映画には良くあった話。それが今現実になっている。
今思えば、映画は人類への警告だったのかも知れないですね・・・。
目の前で起こる事はその一瞬一瞬で過去になり、今この瞬間から未来のことを考えていく必要がある。
私はこれまで「ハーブと呼ばれる薬用植物」を身近に仕事をしてきました。
素人ながら植物の不思議さ、面白さにハマり、いろいろなことを調べたりして、それが一体なんなのか、何が起こっているのか、、、そんなことを常に考えて過ごしてきました。
飲用ハーブティー、エステ用のハーブ、頭皮ケア用のハーブ、呼吸器用のハーブなど、いろんなものに応用してきましたが、植物はそれぞれでそれなりの働きを立派にこなす。
そんなことを繰り返すうち、人工的に作られた「化粧品」や「シャンプー」に対して違和感を覚え始め、とても陳腐に思うようになってしまった。
縁あって5年前から化粧品製造を始め、そこで新たに驚くことがたくさんあり、学ぶこともあり、矛盾も感じながら、自分なりにずっと模索を続けてきた。
化学的、人工的であるのが化粧品という商品であるという事を知り、なんて夢のないものだと思ってしまったこともある。
それなのに、肌や髪に使って良いですよと、堂々というには「化粧品」でなくてはならない。
確かに化粧品は水を多く含むために腐りやすい。そこらのテーブルでチャチャっと作ると本当にすぐ腐る。
商品として、品質管理や安全管理されているものが「化粧品」と呼べるもの、そこは納得。
それにしても、過去にハーブで感動した経験を化粧品で全く感じることができないのは、かなり残念なこと。この感動を形にしたい、そう思いながら5年間やってきた。
しかしながら実際に作るとわかるその苦労・・・。
当然化学合成品に頼るしかないものも中にはある。
化学に感謝せねばとも思う。
化粧品が毎日のスキンケアやヘアケアをすると思うと、やはりそこは譲れないものがある。
植物を知って教えられた事は、人工的なものには限界があって、生命体には無限の可能性があるという事。
ウイルスとの戦いも、相手は生きていて、ワクチンは進化も変化もしない。
だから勝ち続けられるわけがない。これまで勝ち続けてきたのかも知れないが、ウイルスをより強固な存在に育てあげたのだと思う。
限界があるから次々と生産される無数の美容製品。
ヘアカラーやパーマで、アレルギーを発症する人が増えても。簡単で便利、安価な美容アイテムがどんどん生産される。
人は脳が発達しているがゆえに、自らの命に負荷をかける。でも動物や昆虫、植物はそんなことを絶対にしない。
賢いがゆえに作られた新薬、プラスチック、食品添加物、化学合成品の数々は、本当に正しかったのだろうかと、今この時になって考え始めている人がいるかも知れない。
私がまるで天然生活をしているように思えるかも知れませんが、それは全く違います。
私ほど不規則で、食生活も睡眠も、運動不足など、こんな人は多分他にいないと思っています。
だからこそ、できるだけ体の負担を無くしたいという背景があります。
世界中で警鐘がなり始めました。
私がこれから取り組みたい事は、美容や美容室の分野で化学汚染を減らしていく事。
体への負荷は負荷と知る必要があり、提供する側は責任を持って提供し、受ける側も事実を知る事が望ましいと思う。
今、コロナだけではなく、女性の肺ガン患者(非喫煙者)が急増していることも知っておいて欲しいと思います。
THE HERBS
※画像はNYのGoodby Rhinos https://www.goodbyerhinos.org/