目指すは植物100%
2020.08.06
製造を始めて早6年。それ以前はOEMとしてヘアケアやスキンケア商品を作ってもらっていました。
化粧品は薬機法(旧薬事法)に則り、商品を開発、製造します。
化粧品作りというのは知れば知るほど、どんどん疑問が湧いてきます。
世の中の事業の種類でいくと、化粧品は「化学・石油・ゴム」と同じ分類に。
これまでに数回、展示会というものに出展させて頂いたときに、ふと気づいたのです。
通常は化粧品展、ビューティーワールドなど、美容関連の展示会に出展するのですが、我々はこのこだわりをどうしても伝えたく、「モノづくり展」というところに出展。
そこにはあらゆる分野のものづくり企業が参画。
農業から板金、メッキ加工、精密機械、医療器具、食品、化学肥料など、様々なものづくりのスペシャリストが集まります。
我々の周囲はゴムや化学品などで、初めての時はとても違和感がありました。
さすがにこれには疑問が湧きました。ですが、薬機法で定める基準を理解すれば、化粧品は立派な化学工業品であることが理解できるのです。
でもね・・・肌や髪、体に子供にお年寄りにも直接使用するものなのに、化学工業品である事がどうしても理解できなくて・・・。かなりの違和感です。
美しくなるため、健康になるためなのに・・・?
化粧品製造業ってなんやねん・・・!!
と、言いたくなるのですが、当然私たちも今は化学品が無ければ化粧品は作れない。
そもそも水物なのに「化粧水2か月分」という事が変なのだと気づいたのでした。
化粧品とはこういうもの。
化学品の塊のようなもの。
そうでないと、すぐ酸化したり腐ってしまう。
生きた肌は、毎日どう感じているのだろう。
私たちは美容成分○○○○と書かれてあると、ついついたっぷり使いたくなる。
でも肌はきっと「そんなのいらんよ」と思っている。
肌に付くと、せっせと中から押し出そうとしているはずなのです。
これは肌や頭皮のケアに長く携わって気づいた事です。
化学工業品を毎日食べると考えるだけでも病気になりそう。
だから肌や頭皮、体にも優しい植物を与えてあげたい、とそう思った。
植物エキスを限界まで配合する化粧品。
これがハーブスの夢。
最終目的は100%!!
「めちゃくちゃ健康な肌を次世代に残そうプロジェクト」です。
次世代はきっと、何もしなくてもきっと年齢不詳。
60歳でもきっとシワたるみはほとんどないはず。
私たちは密かにそんな事を目指しているのです。